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株式会社横浜銀行様

視点は、中国からアジアへ
成功へのロードマップをお客様とともに描く

株式会社横浜銀行様は、成長著しい中国で事業を展開するお客様を支援するために2009年11月に上海支店を開設しました。支店開設にあたっては同支店と日本国内を連携させた市場系業務の統合管理とリスク管理の実現を目指して、TGIフィナンシャル・ソリューションズ(以下TGIFS)の市場系統合ソリューション「Prélude Enterprise」資金、為替システムを導入。
2010年8月に本格運用を迎えた後も、高いセキュリティとシステムの安定稼動をTGIFSの柔軟な対応力と高度な技術力が支えています。

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佐々木 誠 氏
株式会社横浜銀行
国際業務部
副調査役


関 博行 氏
株式会社横浜銀行
国際業務部 アジア室
副調査役


岡本 正規
株式会社TGIフィナンシャル・ソリューションズ
SIビジネス部
カスタマサポートチーム
チームリーダー

上海支店の市場系業務を担うべくPrélude Enterprise導入プロジェクトが一気に動き出した

高い経済成長を続ける中国上海での支店開設は、横浜銀行様にとって非常に大きなプロジェクトでした。市場系システムの導入に際しては、国内同等のリスク管理機能を追求するとともに、セキュリティポリシーの遵守や継続的で安定した保守体制、現地スタッフの負担軽減などの運用フェーズを重視した計画が策定されました。

佐々木 当行は、90年代前半には海外5支店、6駐在員事務所にて海外展開していましたが、99年にシンガポール支店を閉鎖して以降、4ヵ所の駐在員事務所のみが残り、積極的な海外展開はしていませんでした。その一方で、アジア圏で事業展開する当行のお客様は増えています。このようなお客様により良いサービスを提供するためには、海外拠点が必要です。そこで、近年特に成長が著しい中国に注目し、2009年11月に上海支店を開設したというわけです。

 上海支店開業後、当面は外貨中心の取引を行っています。外貨の資金調達を行う際は、外債枠の規制があり、枠の金額次第では国外市場のみならず、中国の地場銀行から調達することも視野に入れる必要があります。そのため為替リスクや金利リスクなどの各種リスクを考慮しなければならず、早い段階からシステム導入の検討を行い、最終的に当行で実績のあるPrelude Enterpriseを採用しました。Prelude Enterpriseを導入すれば、フロント業務からミドル・バック業務まで一気通貫した管理はもちろんのこと、当行内で既に確立している計算ロジックのもとで、上海支店と国内が連携して総合的なリスク管理ができると考えたのです。

佐々木 システムの運用・管理面で特に意識したのは、現地スタッフの負担を極力抑えつつ、当行のセキュリティポリシーに準じた管理や安定的な保守運用を行うために、敢えて日本国内にサーバーを設置したことです。こうすることにより、万が一の障害時にもスムーズに対応ができ、日々安心してシステムを利用することができます。

将来に向かって国境を超えた万全なサポート体制をお約束

今回のプロジェクトは、設計から開発、導入までわずか6ヶ月。お客様との接点の最前線である現地スタッフの操作性を考慮して、英語版のPrelude Enterpriseを導入しました。

 なぜ英語版なのかということですが、仮に現地当局の監査が入った場合、日本語では何をしているのかを説明するのが難しく、当局の担当者が画面をみてもおそらく理解できないでしょう。ただし英語化すれば確実に大丈夫かというと、現時点では何ともいえません。不確定要素がある中で、まず現地行員が操作することを前提に、主に使用するメッセージ部分など最低限の表記が英語であれば良いと考えました。将来、当局の監査などで指摘があった場合は、その都度対応するという方針です。

佐々木 当行のオリジナル用語を使って英語版にカスタマイズしてもらったので、現場もスムーズに業務が進みますね。稼動後は大きな不具合もなく、納期や品質への要求が厳しい現場をTGIFSのメンバーがよく頑張ってくれました。

大森 監査対策もこれからの課題ですが、必要とされる数値やロジックは計算式まですぐにご提供できるので、お役に立てると思います。

実務体験型の研修を通して現地での運用に手ごたえを得た

2泊3日の強行スケジュールで上海に飛び、限られた時間で現地スタッフに研修を実施。複数の担当にまたがる複雑な市場系業務について、「何のために、何をしなければいけないのか」を伝えるべく、工夫を凝らしました。

 今回、TGIFSのエンジニア2名に上海へ同行してもらい、実質2日間で研修を実施しました。現地スタッフに対しては、単に操作方法をレクチャーするだけではなく、Prelude Enterpriseを使う意義のほか、日常の業務やシステムの本質を理解してもらうため、ルーティンワークをチェックリスト化し、それに従ってPrelude Enterpriseを操作すれば、一通りの仕事ができるよう工夫しました。

内海 既に営業を開始していたので、関さんにスタッフの方々のスケジュール確保をお願いし、現場では横浜銀行様とTGIFSがペアで教える体制で研修に臨みました。Prelude Enterpriseでやるべきことを伝えるのに中国語で説明しなくてはならず、細かいニュアンスまで伝わったかどうか、心配になることもありましたが、一緒になって繰り返し伝えることで業務の合間に効率よく教えられ、実際の業務内容とPrelude Enterpriseとのマッチングができたのではないでしょうか。中国語という言葉の壁はやはり大きく、関さんに通訳していただいて助かりました。怒涛の2日間が終わり、帰ってきて、説明した業務が正しく処理されているのを見た時、ようやく一息つくことができました。

 現在、運用フェーズに入っていますが、リスクの分析、損益の状況や資金繰りをチェックするといった日々の管理業務をスムーズに行えるようになっています。Prelude Enterpriseを使っていく中で、業務の本質をより深く理解できるようになると考えています。

お客様との密な連携プレーと正面から一生懸命取り組む姿勢が成功を生む

どんなに入念なテストを重ねたシステムでも「想定外」のトラブルはつきものです。一つひとつをどう乗り越え、納期に遅れることのないようプロジェクトを進めていくにはどう対処すべきなのでしょうか。

 4月下旬に予期せぬ出来事がありました。サーバー環境も整い、現地スタッフに初めて教育を実施するために上海支店を訪れた際、登録した約定データの日付が表示と異なる事象を発見したのです。すぐにTGIFSに連絡したところ、上海側の端末のみに生じる不具合でした。端末の設定変更が必要と言われましたが、支店管理の方針上、断念。TGIFSにアプリケーション側での解決を依頼することにしたのです。

岡本 こちらも必死でした。すぐにPrelude Enterpriseのコアな部分の修正が必要だと判断。夜通しの作業を続け、何とか当初の予定通り5月中旬の合同研修に間に合わせることができました。納期遵守は最低限のお約束ごとです。これも、横浜銀行様のご協力があってこそできたことだと実感しています。

 TGIFSのプロジェクト管理は素晴らしい。1つ1つのタスクごとに、懸念事項があれば都度日程を見直して、デッドラインの5月には必ず終了するよう調整してもらいました。これからも、信頼できるパートナーとして、保守を含めたきめの細かいサポートに期待しています。

佐々木 今後、取引の種類や量が増えていく中で、Prelude Enterpriseが活躍する機会が増え、我々や現場から機能追加などの要求も出てくるかもしれません。今後も、良い関係のもとで一緒に仕事をしていきたいと考えています。

大森 今後中国でのビジネスが拡大する中で、TGIFSから積極的にご提案していければと考えています。

TGIFSのゴールは、お客様のビジネスの成功です。それは、金融市場の将来を見据えながら、お客様との対話を通じて真のニーズを掴み、誠実かつ迅速にお応えしていくことから始まります。調整や検討が必要なことはお客様のご協力を賜りながら、共に成功のスパイラルを創りあげていきたいと考えています。

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※本インタビューは、平成22年10月21日に実施したものです。

株式会社横浜銀行 様

神奈川県、東京西南部を経営地盤とする地方銀行最大手。

2010年4月よりスタートさせた中期経営計画「New Horizon 2nd Stage」において、『お客さま、株主、行員、地域社会にとって魅力あふれる金融機関』を長期ビジョンに掲げ、さまざまな施策に取り組んでいる。法人のお客さまの、中国でのビジネス展開をサポートするために、2009年11月に「上海支店」を開設した。

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